舌癌(ぜつがん)の初期の自覚症状は、アフタ性口内炎と間違えやすいといわれており、病態を放置していると進行ガンになってしまいます。なお、舌癌は舌の縁に最も多く発生します。
以下、舌癌の初期症状の例をいくつか紹介します。
- 舌がざらざらする
- 白い斑点が見られる
- 表面に白い厚皮がはったようになる
- 表面の皮がこすれたように赤くなる
- 隆起
- 小さなしこり
- 口腔内の痛み
- 冷たい食べ物や辛いもの、酸味のあるものを食べると、しみる
- 出血を伴う
- 口臭が強くなる
痛みは人によってあったり無かったりで、悪性かどうかを判断する決め手にはなりません。
舌や歯肉などにしこりがあったり、治りにくい潰瘍があったり、また、剥がれにくい白い膜があったりする場合には、早めに診察をうけることをお勧めします。
舌や頬の粘膜の白斑は”白板症”といわれ、一部のものは癌(がん)であったり、癌(がん)になる前段階のものであったりするので、細胞をとって調べる必要があります。
しこりに痛みが無かったため放置していた、という方が時々見受けられますが、放置していて進行させてしまうことは、治療を難しくする最大の要因ですので、そのようなことがないよう、早めに診察へ行かれる事をオススメします。
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